投資信託を購入する場合、運用しているものや基準価格などだけでなく、利回りも確認する必要があります。
投資信託は多くの種類があり、その中から自分に合ったものを銘柄選定するのは大変です。
資産運用をして、どれくらいのリターンが欲しいのか、どれくらいの期間の資産運用をするのかの目標があれば、銘柄選定をする時の目安にもなります。
やみくもに、値上がり期待ができる銘柄を購入するよりも、自分に合ったリスクレベルの投資信託を選べます。
利回りは確定しているものではなく、過去の実績などから出すものですが、運用会社の実績や実力を測る目安にできます。
投資信託のリターンは基準価格の値上がり以外もあり、利回りも色々な要因を含めて計算されます。

投資信託で重要な利回りって?

投資信託は基本的に長期で保有する商品になっています。
運用会社が投資家から集めたお金を運用しているため、投資信託を購入したら何もしません。
投資信託を選ぶ場合は、資産の運用先なども重要ですが、利回りを参考にすることも重要です。
利回りが良いファンドは、相場環境もあるかもしれませんが、ファンドマネージャーの運用が上手なのも理由の1つだからです。
利回りは、ファンドの1年間当たりのリターンの率になります。
基準価格に対して、どれだけ利益や損失をだしたかをパーセンテージで現したものになります。
利回りはプラスになるだけではなく、マイナスになることもあります。
過去1年間はプラスだが、過去10年ではどうかなど、短期的にだけでなく長期的にも確認する必要があります。
投資信託は、商品の特性から長期保有が基本となるからです。
短期的に相場環境がよくて利回りが良くても、長期的に平均があまりよくない場合もあります。

利回りは利率と混合しがちですが、2つは違います。
利率は、元金に対する利息の割合のことを言います。
利回りは、元金に対する収益割合を1年あたりの平均にした数字を言います。
さらに、表面利回りと実質利回りがあります。
表面利回りは、収益から単純に計算をします。
実質利回りは、手数料や税金などの費用も加味するので、実際は実質利回りになります。
利回りに影響を与えるものには、運用成績、分配金、手数料があります。
利回りは、購入単価と分配金で単純に計算したものではありません。
分配金は収益になりますが、分配金として資金が流出するとその分の基準価格は下がります。
分配金が多くても、基準価格が下がっていては意味がありません。

ファンドを選ぶさいには、分配金の金額だけでは選ぶのはよくありません。
ファンドの中には、分配金を維持するために、中に組み込まれている商品の利息や配当収入以上に、分配金を出している銘柄があります。
手数料は固定されていて変わりませんが、運用成績や分配金は相場環境などによって変わります。
もちろん分配原資にできる計算方法で分配金を決めているのですが、無理して分配金を維持しているファンドよりも、分配金の金額を下げて運用を行っているファンドの方が運用を安定させることもできます。

同じ手数料で同じ商品で運用されていても、投資信託によって利回りに違いがあります。
銘柄選定や売買のタイミング、銘柄の資産比率などには違いがあるので、同じ投資先でも利回りに違いが出てきます。
同じ時期と期間の利回りを比較することによって、投資信託を購入する時の見極めにもなります。
株式で運用している場合は、指数と比較することも大切です。

日本株で運用している投資信託なら、日経平均やTOPIXと比較をします。
指数よりも利回りがあまりに低かったりする場合は、運用があまり上手ではない可能性があります。
指数と比べることによって、投資信託の見極めにも利用できます。
逆に指数が下がっているのに利回りが良いファンドは、ファンドマネージャーの運用が上手だということになります。
利回りは、投資信託を販売している金融機関のホームページなどで確認できます。
グラフにして出しているところもありますが、分配金を出している銘柄は再投資した場合のリターンを現していたりします。
運用会社が出している、月次レポートなどの運用報告書でも確認できます。
利回りは、運用している商品によっても違いがあります。
リスクが高いもので運用されている場合はそれだけ高くなる可能性がありますが、同じ分だけマイナスになることもあります。
運用期間も長くなれば、平均値を緩やかにできますし、ファンドの大きさでも違いが出てきます。
ファンドが大きいほど、資金が流出した時の影響を少なくできます。
自分で資金を運用しているわけではないので、利回りを比較することで、投資信託の見極めに重要になります。